はじめまして、さわきひかりです。1997年神戸市生まれ、新卒で北海道の知床半島に移住し、現在地域おこし協力隊として働いています。地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。(引用:総務省|地域力の創造・地方の再生|地域おこし協力隊)(羅臼の定置網漁にて)Packerでは北海道の右側「道東エリア」の情報を掲載していきます。今回は私がどんな人なのか、なぜ知床に住むことにしたのか。をお話しします。さわきってどんな人―?気になるー!という物好きは読んでください。1997年に神戸市で生まれ、神戸市内の計画都市である人工島で育つ。電柱が無く、町には人工の川が流れ、洋風の建物が立ち並ぶ。という少し変わった町である。幼少の頃に「シートン動物記」に出会って、オオカミにめちゃくちゃ惹かれる。この時から私の憧れの場所はイエローストーン国立公園に。シートン動物記が野生動物や自然に興味を持つきっかけになった。中学、高校と平凡な学生生活を過ごす。部活(バレーボール)の記憶しかない。関西圏内の大学に進学。大学在学中に旅行にはまる。そういえば小さい頃からよく家族に旅行に連れて行ってもらっていたなぁ。と気づく。ボランティアやサークル活動に打ち込む傍ら、少しでもお金が貯まるとすぐに旅に出た。(カンボジア、プノンペンにて)ボランティアで子どもたちと山に登り、その翌日からタイに出かけ、タイから帰ったその日に荷造りし直し九州一周旅に出たりした。(宮崎県、都井岬にて)体力と時間を最大限使って楽しんだ。その結果、大学卒業までに47都道府県制覇、アメリカ横断、アジア周遊等とたくさんの旅経験を得た。(アメリカ、ホースシューベンドにて)いざ、就活。友人は皆就活に打ち込み、上京を決めていくのを横目に「ボーーーーーッ」気づけば、もうすぐ社会人。デスクで毎日ポチポチするのは性に合わないから「旅先探す気持ちで仕事さがそーっと」。この時既に、卒業まで3ヶ月しかなかった。ということで、仕事探しに向けて決めた条件がコチラ↓海外はコロナ禍で難しいから日本の遠いところ自然が豊かなところいきものがいっぱいいるところ海外みたいなところを条件に旅先(仕事)を探すことにした。今思えば小学生でも言えるような条件が並んでる…。選んだ場所は、北は知床羅臼町、南は沖縄西表島。どちらも世界自然遺産を持つ町だった。(私は世界遺産検定2級を持つくらい世界遺産が好き。)知床への思い入れというと、3~4歳の頃に家族で知床の林の中を歩いていて、母が山菜を摘もうとしてガイドさんに怒られていた、微かな記憶だけ。沖縄方面は、大学生中に何度も訪れた。一番のお気に入りが秘境感漂う西表島だった。そして、どちらも応募し、羅臼町から先に声をかけていただいて、知床に住むことになった。ほとんど知識のなかった知床へ。引っ越すことを決めてから改めて場所を調べると、想像していたより遥かに遠くて、「僻地!!!」って感じで一瞬心が折れかけたのは秘密。憧れの地イエローストーンとよく引き合いに出されるのが知床だった。少し、憧れの地に近づける気がした。(知床、羅臼湖にて)それからの北海道での暮らしは想像していたより遥かに美しく、季節ごとに移り変わる景色に興奮が止まらぬままあっという間に時間が過ぎていく。(知床、羅臼町にて)四季がはっきりしていて、同じ場所でも1ヶ月違うと景色もガラッと変わるところが面白い。季節によって見られる生き物も変わっていく。沖縄も過ごしやすくて、人々が朗らかで大好きだけど、季節がこんなに面白いと感じられるのは北海道だからだろうな、と。その後の北海道での体験はこのマガジンで小出しにしていきますね。