2019年から今に至るまで世界各国で流行している「新型コロナウイルス」の影響により、世界の入国事情はそれ以前と変化がありました。海外に行きたいけど、「コロナ禍での渡航が心配」「めんどくさそうな申請に不安を感じている」なんて方も多いのではないでしょうか。今回は、世界一の人口を誇るIT大国インドでの入国事情をレポートします。※2022年7月29日現在まず、入国までに準備すべき書類や申請は以下です。◾️ビザ◾️入国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明◾️インド行き航空券の手配◾️出発前72時間以内に受けたRT-PCR検査の英文陰性証明書を取得◾️エア・スヴィダ(Air Suvidha Self Declaration Form)の登録出国までのスケジュールとともに、書類の取得方法や書類のダウンロード先をご紹介します!1.インド入国1週間〜3日前インドの入国には"ビザ"が必要です。大使館に出向くか、オンラインで申請するかのどちらかになります。大使館は空いていない時間も多いので先に下調べしましょう。私が申請に出向いた時は、ビザ申請は午前まで、受け取りは午後のみ、と言われてしまい、結局オンラインで取らざるを得なくなりました…大使館で取得する際は、オンラインで書類を印刷して持っていく必要があるので、書類をそろえた上で自宅で記入をしてから大使館に行きましょう。もちろんパスポートも必要です。2.インド入国 3日前〜1日前インドの入国はまだまだ制限もあります。入国時には、ビザ、インド行き航空券の手配、出発前72時間以内に受けたRT-PCR検査の英文陰性証明書を取得、エア・スヴィダ(Air Suvidha Self Declaration Form)が必要です。先述したとおり、ビザの取得に時間がかかるので、3日前までには終わらせるようにしましょう。インド行きの航空券の取得もできれば早めにおこないましょう。日本からの入国でない場合、前国の入国時に提示を求められる場合があります。また、インドの前に滞在する国(大半の方は日本)で出国72時間以内にPCR検査を受ける必要があります。英文での証明書発行が必要なので、国内の病院でPCR検査を受ける場合は申し出を忘れずにおこないましょう。エア・スヴィダ(Air Suvidha Self Declaration Form)は、入国の際の審査にて提示を求められるので、1日前におこなうのが無難です。また、PCRテストの結果や航空券Eチケット、ビザは印刷しておく必要があります。空港に印刷サービスがある国もあるので、前に滞在した国で焼き増ししておくと回収された場合の不安もありません。インドの空港はwi-fiがなく、メールを開いたり、アプリを開いてチケットを見せたりすることができない場合があるので、必要書類の印刷や焼き増しは必須でしょう。3.インド入国時の手続き入国手続きには「時間がかかる」ので余裕を持ってフライト後のスケジュールを組みましょう。国内線に乗り換える場合は、フライト時間にしっかり余裕を持たせておくと安心です。私たちはニューデリーを目的地にしていましたが、チェンナイ空港で乗り換える必要があったので、チェンナイ空港で入国手続きを行いました。★️とにかく"人"の嵐!カオスな空港と激待ち入国審査なんと3時間半ほど入国までに時間を要しました。10カ国旅した中でも正直ここまで入国に時間がかかった経験はないです…!恐るべしインド。 入国審査自体は簡単なもので◾️パスポートの提示◾️ビザ◾️入国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明◾️出国時の航空券◾️出発前72時間以内に受けたRT-PCR検査の英文陰性証明書を取得◾️エア・スヴィダ(Air Suvidha Self Declaration Form)の登録◾️空港のカウンターまたは機内で配られるイミグレーションカードその他、どのくらいインドに滞在するかや、目的や滞在予定のホテルなどを口頭で答えます。インド指定のイミグレーションカードは簡易的なので、あまり心配する必要はありません。さらに、インドに限らず空港のwifiが弱い、使えないということはどの国でも予測されるもの。「航空券のPDF保存」「入国時に必要な書類の印刷やPDF保存」はwifiのある環境下で事前に行いましょう。最悪の場合は入国できない、飛行機に乗れない、という事態につながってしまいます。せっかくの旅を楽しむためにも念のための準備や予備に気を配りましょう。★【番外編】持ってきてよかった!インド旅であるといいものインド旅最大の敵は、衛生面。旅には寄り道がつきものと言いますが、他の東南アジアの国々とはギャップも大きい国でしょう。日本からインドに持ってきて良かったものを番外編として紹介いたします。①日本の薬現地の病は現地で治せ!というものの、インドで薬を買うことにハードルを感じたり、飲み慣れていない薬に不安を感じる方もいるでしょう。そのような方には、飲んだことのある薬を持ち運ぶことをおすすめします。インド=お腹を壊す、なんてイメージが定着するのには、いくつかの理由があります。まずはカレーに入っているスパイス。衛生面。そして調整不可能な強すぎる冷房!すぐにきれいなトイレに駆け込めるような環境ではないので、下痢止めや胃腸を整える薬は念のために持ち運ぶことをおすすめします。②日本食 3セットお腹を壊すメンバーが出るのではないかと予測して、フリーズドライのにゅうめんやうどんを3セットほど常備していました。案の定、お腹を壊してインド食が食べられなくなったメンバーがいたので、薬と共に持っておいて良かったなと思っています。ちなみにインドにはカレーしかない、は嘘でした。ほとんどカレーしかない、という感じです。実際には中華料理の文化も入ってきていて、どの店もメインはカレーではあるものの、チャイニーズヌードルや、フライドライスを置いているお店も。カレー味ではありますが、サモサやビリヤニ、タンドリーチキンなどもメニューにあるので、私自身はカレーに飽きることはありませんでした。③ブランケット または 上着暑いイメージのインド、7月12日現在は40度以上気温があります。夜ベッドに入ると倒れたようにぐっすり眠れるほど、立っているだけで体力が奪われていくような気候です。しかしながら寝台バスや寝台列車、飛行機、ゲストハウスなどは、調整できない冷房がガンガンにかかっている、というケースが多くあります。私たちもたった10日間の滞在で幾度となくその壁にぶつかりました…そのせいでお腹が冷えたり、声がガラガラになったり、熱が出たり。上着を一枚でも入れておくと、寒さ対策に効果的なのでおすすめです。インドでは文化的に女性が肌をあまり出さないので、寺院を訪れる際に長袖着用を求められる場合があります。ユニクロや無印で軽量タイプのものを買って持っていくのが良いでしょう。④ティッシュペーパーとにかくトイレにペーパーが備わっていないのが、着いてすぐの衝撃でした。東南アジア諸国にもトイレットペーパーがない、ということは幾度かあったのですが、ゲストハウスやホステル、レストラン、ましてや空港にもトイレットペーパーがないことがありました。私たちは一緒に行った仲間とティッシュペーパーを共有して、部屋のトイレに置いておいたり、トイレに行くときに持参したりしてやりくりしていました。持って行ってよかったというより、ティッシュペーパーは必需品でしたね。他にも、ビーチサンダルやタオルは役に立ちました。タオルのないゲストハウスもあるので、速乾タオルが役に立ちます。友人が洗濯ロープを持ってきていたのもかなり便利でした。洗濯機もないので、基本的には全て手洗いで1ヶ月間過ごしていました。気候的には洗濯物は直ぐに乾くので、干す場所の確保ができるロープやハンガーが重宝されます。持ち運ぶことは難しいですが、どうしてもドライヤーを毎日使いたいという方は持ってくる必要があるでしょう。その場合、変換プラグや変圧器の時間も必要です。インドではドライヤーに一切出会いませんでした。基本的にアメニティもないので、歯ブラシやシャンプーも持参すると便利です。忘れても、現地ですぐに買えるのであまり問題はありません。★まとめインドの入国は、ベトナムやマレーシアなど、条件が緩和されている国と比較すると、まだまだ制限が残ります。事前に準備するものが多いので、早めに計画を立てましょう。自分の目でぜひ、インドを堪能してみてください!