こんにちは、Packer Plaza編集部のArashiです!みなさん、市区町村を全て巡ってみたいって思ってことはありませんか?はい。僕は考えたこともなかったです。笑最初は「なんだその旅。」っていう驚きだったんですが、お話を聞けば聞くほど行ってみたい!!!って思いました。ということで今回は、【全市区町村めぐる旅】を現在進行形で行っているみとりっぷさんにインタビューしてきました。【みとりっぷ】1997年生まれ。大学時代に旅行の魅力にのめり込み、22年間過ごした関東から離れ福井県で就職。会社員時代に、日本に1896ある「全市区町村めぐる旅」を開始。会社員のままではいつまでも終わらないと考え、およそ1年半ほどで退職。現在は旅人とし、旅の様子をTwitterやInstagramなどで発信中全市区町村めぐる旅とは──今やっている旅を教えてください。みとりっぷ:「全市区町村めぐる旅」をしています。全市区町村は1896個あって、巡り始めて11か月くらい経ちます。これまで巡ったのは、3分の1くらいです。実際に旅をしてる日にちは69日目なので日数で言うとまだそこまでではないです。Arashi:めちゃくちゃすごいですね!ゴールにはどのくらいかかるんですか?みとりっぷ:25歳中に終わらせたくて、再来年の誕生日が来る前までの2年後の秋くらいを予定しています。予定では少し余裕があるくらいで進んでるのでそれくらいに終わりそうです。──きっかけはあるんですか?みとりっぷ:かつおさん(写真家:仁科勝介さん)という方がTwitterで、「全ての市町村を回り終えました」というツイートをしていて、当時それに衝撃を受けました。かつおさんは行った場所をブログをまとめられていたので、大学生の時に住んでいた川崎市を見たら川崎の港の方の工場夜景だけで住んでたところ周辺には来てないのかなと思いました。 じゃあ、政令指定都市の行政区も分けてちょっとだけ厳しくしてやってみようと思ったのがきっかけです。Arashi:かつおさんより多くの場所を巡ることになるんですね。どんな感じで回ってるんですか?みとりっぷ:秋の間は一番車中泊がしやすい時期なので、近畿地方に行ってしまいたいと思っていて2021年の10月から1か月くらいは近畿にいました。 大体、1か月くらいあれば回れる目処がついていたので一度も家に帰らず兵庫を含めて近畿を巡りました。Arashi:全市区町村めぐる旅ことが目的なので終わるまで家に帰らないわけではないんですね!基本的に車で回ってるんですか?みとりっぷ:移動できて寝れるので一番合理的かなと思って車で移動していますけど、フェリーで離島に行く時は車持って行くと信じられないくらい高くなるので車では行かずに、離島で自転車借りたりとかもします。もう少し詳しく聞いてみる。──1日どれくらい巡れるんですか?また、どれくらい滞在するんですか?みとりっぷ:数で言うと、多い時は(夏至)1日15ヶ所が最高です。少ない時は5ヶ所くらいです。長居すると少なくなるし、サクサク行くと多くなります。 滞在が長いのは、離島は一泊するのが普通になるので長くなりますね。短いときは15分とかで次に行くこともあります。街の中にいる時間はもっと長いけど、目的の場所を見るのは15分くらいのときもあります。Arashi:なるほど。場所で違うんですね!巡るときに決めてるルールとかありますか?みとりっぷ:1ヶ所以上は絶対観光するって決めてるので、公園であれ、小さい昔の神社であれ、そこに住んでる人がわかるようなところに行くようにしてます。──ルールを決めた理由はありますか?みとりっぷ:そんな特別な理由はないんですけど、全部の街を見てみたいっていうのはありました。自分だったら何がしたいかって考えた時に元々旅行が好きだったので、観光するっていう目的をくっつけて自然とそうなりました。僕が一つ一つの街に行く意味になるものを考えたときに、観光かなと思っていました。Arashi:1896ヶ所観光するってことか…これまで行ったところで良かったところありますか?みとりっぷ:印象に残っているのは、三宅島ですね。田舎に行けば行くほど助けてくれるというか、声をかけてくれる割合が上がる気がしてて。それの最上位が離島かなと感じがするんですよ。これまで行った離島は三宅島だけなんですけど、すごい助けられました。僕とは初めて会うわけじゃないですか。だけど、色々話をしてるとその日の夕飯になるものをやたら持たせてくれたり、帰りに船で出る時も日本一周の看板だけ背中に付けてたんですけど、それ見てくれてアシタバの天ぷらを定員さんがサービスで持ってきてくれたりとか。すごい優しいなと思って、心に残っています。Wikipedia:アシタバ(明日葉)の名は、強靱で発育が早く、「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」と形容されるほど生命力が旺盛であることに由来するこれからについて──これから行く場所で楽しみなところとかありますか?みとりっぷ:壱岐ですね。島自体に行くことも楽しみだし、なんかずっと憧れなんですよね。 あとは、自分がまだ行ったことないところで北海道は入ったこともないので楽しみですね。日本の4つの東西南北の端っこも楽しみです。一番最初が最北端の宗谷になる気がするんですけど、2022年の夏かな。Arashi:東西南北はこれからなんですね。巡るときは行く場所は決めてるんですか?みとりっぷ:目的地は決めてて、そこがどういう場所かも事前に調べてから行っています。最近は、地図みながら半分行き当たりばったりで暗くなるまでという感じで行っていますね。Arashi:前提知識があるのとないのでは違いますか?みとりっぷ:全然違うと思いますね。平面で楽しいのと、立体で楽しいと思うのくらい違うと思いますね。普通になんだろうな。すごい広がってる荒野を見てても何も知らなかったらただ綺麗だなと思うんですけど。例えば、戦があった場所で広くて囲いがあって、誰かが戦った場所だとしたらただ広い場所という感想じゃなくなる。 少しでも知識を入れていった方がFun(楽しい)というよりInteresting(面白い)な旅になると思う。Arashi:それは深い。深すぎる。。行く前の準備もかなり大変ですね。みとりっぷ:小さい場所だったらサクッと調べて、そんなに情報が出てこないこともありますけど、自分が気になるところだと時間かけてメモ残してやってるので1896回やるので大変だなというのはありますね。──いま、3分の1くらいだと思うんですけど、行く前と行ってる今では何か心境の変化だったり、世の中の見え方が変わったりとかあったりしますか?みとりっぷ:シンプルに色々なところに詳しくなるというのはあるんじゃないかなと思います。同じ公園でも見方が変わったかもしれないし。その土地に行くことで、自分の肌で体感するというのもできています。地元の人の話を聞くのも結構楽しくて、公民館にこういうのがあってねとか、局所的に詳しくなったりもします。あとは、空き時間を解決するスキルが上がった気がします。 暇の潰し方が上手くなった気がします。Arashi:空き時間を解決するスキル面白いなー。最後に──これから旅をする誰かにひとことお願いします。みとりっぷ:思い立ったら行って欲しいなと思いますね。旅をするってなると金銭面的にとか時間的にとか色々気にすることがどうしても多くなるなと思います。旅しようと思うことすらない人の方が多いかなと思うので、思い付けた時点ですごい気がするのでその気持ちを大事にして、多少無理しても人生の財産にはなるんじゃないかな思うので、思い立ったら動いてほしいですね!全市区町村めぐる旅をしようと思うことがすごいなと思いました。印象に残っているのが景色ではなく、人の温かさというのも興味深かったです。いま、3分の1ということなので、これからもみとりっぷさんのSNSをチェックしていきたいと思います。