こんにちは、編集部のArashiです!最近出会った中で最も熱い男でした。2022年TABIPPO学生支部代表の日賀野舜(Higano Shun)さんしゅんさんの旅の経験やBackpackFESTAの魅力をお聞きしました。盛り沢山の内容ですが、それほど熱い想いがあって僕も負けてられないなって思いました。【旅】を広める会社 "TABIPPO"の学生支部代表日賀野舜これまでの旅について─旅に行くようになったきっかけは?きっけかけは結構色々あるんですけど、僕が4歳くらい時に叔母がパラリンピックスキーのコーチをしてました。コーチになる前にカナダに留学をしていて、家族でカナダに行ったことがあって、それがすごく楽しかった。カナダの景色とかわかんなかったけど、飛行機内でやったゲームと機内食が僕の最初の旅の想い出です。そこから歳を重ねて、中学・高校は野球やっていたので長期間海外に行くことはできなかったんですけど、実家が栃木県なのでドライブで軽井沢行ったり、家族で色々なところに行った原体験があったというのが大きいかなと思います。─そうなんですね。大学から色々行くようになるんですか?大学にも野球で推薦を頂いて、自己推薦という形でいきました。同級生がプロに指名されて、このレベルの奴で指名されて、こいつらと戦っていくのかと考えた時に大学野球をやるなら絶対にプロに入りたいと思っていたので、良い意味でも悪い意味でも諦めがついたというか。僕は、野球というステージではなく違うところで頑張って、その結果将来は、一緒の仕事ができたりとか同じ目線で話ができるんじゃないのかなって大学入学時に考えました。そこで出会ったのがYouTuberのジョーブログだったですよね。その他にも去年BackpackFESTAに出てくれたマンペーさん。いわゆるバックパッカーのジャンキーな旅をするYouTuberをずっと見てて、こういうのやりたいと思って、英語全然できないんですけど、大学一年の夏にセブ島に2週間教育実習という形でセブの小学生たちに授業やりました。そのあと、シンガポール・オーストラリア・タイに行ってそれが一人旅のスタートでした。それがすごい楽しかった。そこで出会う人とか自分に起こる体験というのがすごい楽しくて、うわー俺旅してる、なんかかっこいいみたいなところがありました。笑─その国に行こうと思ったきっかけはあるんですか?大学に入学して、最初はアメリカに行きたかったけど、2週間でロスで英語の授業もあって40万円みたいな。たかっ!て思って。外国人の友達を作りたかったってより、同じようなコミュニティとか属性の日本の同世代と出会いたかったのでこれっじゃないなと思って、たまたま大学のパンフレットに海外×教育っていうポスターに目を奪われて、それが2週間セブでした。その留学を作ってる人が大学の公演に次の週くると知って、すぐ電話しました。すごい偶然なのが、TABIPPOのドリームっていう世界一周コンテストの数年前の準グランプリだったんですよね。これは運命だなと思ってこれに行くしかないと思って飛び込みました。入学して、2019年の4月・5月の2ヶ月間で僕の人生変わったなって思ってます。─これまでは野球やってて、日本しか知らなかった中で海外行ってみてどうでしたか?一個は、よくありがちな話ですけど日本って恵まれてるなって感じた部分がたくさんあって。接客の質とか、セブの現地の小学校(日本でいう公立の小学校)に行ったので、お金を持ってる家庭の子もいればそうじゃない子もいて、教科書を買えない子がいたりとか。自分が恵まれていたなと思いました。逆にいうと、なんか案外普通だったなと正直思ってて、自分の性格を一言で言うと素直なんですよ。海外の映画とかドキュメンタリーを見てると海外怖いなって思ってたんです。僕の行った場所がそういう場所だったのかもしれないですけど、意外と普通に生活できるし、物が盗まれるとか強盗に合うとか、拳銃突き付けられるとかはなかったし。意外とハードルは高くはないなと。前情報だけ聞いて、食わず嫌いじゃないけど行ってみると意外にいけるんだなと感じました。─行ってみて気づくこととかありますよね。ギャップがあったんですね。いい意味で価値観が広がったと思います。文化とか違う部分はたくさんあるけど、いわゆる海外危ないみたいなのは一切無くなりましたね。─どこかに行く目的として教育があるんですか?最初はそうでした。小学校5・6年の担任の先生に「しゅんは学校の先生向いてる」って言われて、人に何かを伝えたりとか、人に教えたりとかが結構好きなので。喋るのも好きなので。それを言ってくれて、ずっと自分の頭の中で教育とか学校の先生というのはありました。大学も経済学部なんですけど、教職の授業をとって教員課程をやっていますし、最初は教育の目線から入って、世界の教育見たいなとは思っていました。今はどっちかというと教育ももちろん好きなんですけど、もっと単純になったというか。行ったことないところ見たことない景色、食べたことないご飯食べたいなって、本能的なところで旅したいなと思ってますね。旅に行ったことによって、いい意味でロジカルじゃなくなったというか、直観的になったと思います。─見るもの・聞くもの・匂いとかも身体で感じるってことですね!そうですね。なぜ旅に行くんですか?っていう質問にはこう答えるってのがあって。「本物を感じに行く」っていう。メタバースとかテクノロジーが発達するのもいいですけど、自分の足で土地を噛み締めるじゃないですけど。セブの小汚い匂いとかトイレに入った時のウッてする臭いとか、あういうのを含めてなんか感じるじゃないですか。そういうのをやりたいなって思いますね。旅へのこだわり─旅へのこだわりを教えてください予定を決めなくなりましたね。旅人っぽくなったなって思うんですけど、これまでは予定はきっちり立てるとかプライベートもきっちりしないと嫌だったんですよね。旅に行ったことによって、お前こいよ!って誘われた時にいける力がないと面白くないと思うようになりました。だからある程度は決めるんですけど、そんなに予定をパンパンに入れたりとかはしなくなりましたね。あとは、食と体験にお金を使う時間が増えましたね。やっぱり東京の築地で食べるお寿司と山口で食べるお寿司は違うなって感じるし。こだわりは、食と体験ですね。─体験はどういう体験ですか?海外では、セブだったら安いマッサージ屋行くとか、タイだったら本場のトゥクトゥクに乗るとか。日本だと、TABBIPPOとHafHの共同でトラベルウィークをやって、高知と釧路にいきました。釧路ではカヌーやアイヌの原住民族の方から話を聞いたり、高知ではサップとか現地の人に案内してもらって街を見たりとかしました。これからのこと─これからこんなことやりたいなとかありますか?5年スパンで言うとTABIPPOで旅を広めたりとか、TABIPPOという会社が素晴らしいなと思っているので、TABIPPOを広めるっていう活動をやっていきたいというのが中期的な目標です。長期的な目標で言うと、家族の話になるんですけど、うちの家系面白くて母の妹がスキーのコーチ(最初に出てきたパラリンピックのコーチ)母はなんでもないけど、父は書道家をやってて、書道のお手本を書いて本にして、発送するっていうのを家業でやっているんですよ。創業82年くらいなので父親が3代目。僕が4代目になる。僕は書道とか全くできないんですけど、旅を広めることをやってたから次は書道を広めることを10年後とかにはやっていきたいなと思っています。最近だと、NFTとか芸術的なところの価値も上がってきていると思うし、旅もすごい深いところで言うと、資本主義的なことから社会問題を解決していこうみたいな。人としての豊かさを追求していこうという時代になってきていると思うので、その時にはアートとかも重要の一つの要素だと思うので次はアートを広めることに挑戦していこうみたいなのは自分の中で思い描いているところではありますね。─僕もアートと旅は密接した何かがあるなと思います。まさに、その本物を感じるって言うのはそこからきていて、僕が小さい時に父親が展覧会もかなり出していて、東京で飾られたりとかあったので見に行かされていたですよね。それが本当に嫌で、何これ読めないしみたいな。僕からしたら漫画見てた方がいいし、わかる絵を見ていた方がいいのにそれを見させられて。つまんないなーって思っていたんですけど、その時に母が言った印象的な一言があって「別にいいんだよ。わからなくてもいいから本物を感じなさい」って言われて、なるほど!って今腑に落ちてます。それは自分の中では格言って感じですね。<本物のマーライオンは意外に普通だった(笑)byしゅん>─これから旅に行く人たちに一言お願いします。これは教えてもらった感覚で、TABIPPOで「旅とは非日常を体感するものである。」ってよく言うんですね。旅っていうと大きなリュックとかスーツケースを持って、飛行機に乗って果てない所に行くと思いがちなんですけども、はじめてのお使いが一番良い例だと思っていて、ちっちゃい子たちが、色々な人の手を借りながら自分でこうしなきゃみたいなセカセカ感と。ドキドキとワクワクが混ざる感じをわかってほしいなと思うんですよね。大きいことはなかなか時間とお金という現実的な問題もあると思うんですけど、いつも東京駅の方に向かってたら反対の方向に向かって、全く知らない東京の駅で降りてみてその周りをちょっと歩いただけで今だったら季節が変わる春の匂いとか空気の冷たい感じであったりとかそういうのを見るだけで感性が豊かになると思うし、ちょっとハッピーになれたりとかすると思います。普段、イヤホンつけて音楽と目線は携帯だけどそれも置いていったら、世界ってこんな感じなんだってわかる瞬間がくると思ってて、それを体感してほしいなと思いますね。一個隣の駅で降りて商店街のおばちゃんと話すだけでも旅だなと思います。─最後にBackpackFESTAの魅力は?一つは世界一周コンテストDREAMっていうのがあります。若者が世界一周航空券をかけて、6段階くらいの審査をして最後オフラインで会場のステージでやります。(2年ぶりのオフライン)なかなか未来への希望が見出せないこの時期だからこそ、若者が世界一周を夢みて東京の会場では2,000人のお客さんの前で話すのでそれが一つ魅力なのかなと思います。あとは、ゲストのトークであったり、協賛企業様のトークもあるんですけど、運営スタッフの頑張りをぜひ見てほしいなと思っています。この時期だから集客とか大変なんですよ。それはみんなもわかってるし、僕たちもわかってスタートしていても挫けそうになっていたりとか、なんで俺たちこれやってるんだろうって疑心暗鬼になることもありながら、残り1ヶ月ちょっと最後まで走り抜けたいってみんなは思って頑張ってやっていると思います。当日会場で出会った人から運営頑張ってるねとか、みんなのおかげで旅が広まった、旅に行く気持ちになったとか声をかけていただけるとやりがいを感じると思うので、会場で見えていない部分でたくさん動いてる人もいるので、学生スタッフの頑張りにも一つ注目して、同年代(大学生)がこんなに大きなイベントに作るところにも魅力を感じてほしいかなと思います。旅を経験したことでの心境や楽しみ方の変化は、とても興味深かったです。やっぱり僕が一番印象的なのは、しゅんさんのお母さんの言葉ですね。「別にいいんだよ。わからなくてもいいから本物を感じなさい」子供には絶対わかるはずがありません。詳細を説明するわけではなく、あなた自身がそれをみて何を感じるのかを大事にしなさいってことだと僕は解釈しました。僕の中でも格言になりました。今回のインタビューで色々なものを感じたので、別で感想を記事にしたいと思います!BackpackFESTA2022全国の若者が集まる日本最大級の旅イベントで、世界中を旅したゲストによるトークライブや世界一周コンテストが行われます!大阪:2月24日(木)福岡:3月2日(水)東京:3月6日(日)🌍詳細はこちらから👇しゅんさんのSNSアカウントTwitter➡︎https://twitter.com/Higachun0416Instagram➡︎https://www.instagram.com/higachu_0416Facebook➡︎https://www.facebook.com/profile.php?id=100037702213710note➡︎https://note.com/higachun0416